漢方つぼ物語(163)
下関(げかん)

〈 還暦同窓会 〉

 平成24年9月15日土曜日、和歌山県庁近くのホテル「アバローム紀の国」3階孔雀の間にて、和歌山県立桐蔭高等学校を昭和46年3月に卒業した、第23期同窓生の「還暦記念同窓会」が催され、百名近い参加者でにぎわった。
 オープニングで、グレーのTシャツに上着の私が、赤いチャンチャンコ姿の友人・天野君と掛け合い。
 私「おっさん、歳いくつや?」
 友「ちょうど60、還暦や!」
 私「じじいやなあ。」
 友「じじいやない!」
 私「じじいやなかったら、一体なんや?」
 友「旬や。人生の旬や!」
 私「そうか、還暦は人生の旬か!」
 私は、大阪なんば道具屋筋のマジックショップ「よしむら」のおっちゃんに作らせた蛇腹式の「花のついたて」をすばやく立てる。
 友「それより宮本、おまえ幹事のくせに今日お約束の赤いもの、なにも身につけてないやないか?」
 私「そやった、忘れてた。今すぐ着替えるわ!」
 一瞬でグレーのTシャツが真っ赤なTシャツに早変わり。“ドレスコード”と名付けられたマジックである。
 今度は別の友人・楠山君がオリジナルソング「人生の旬」をギター弾き語り。
 私はというと、その横で筒からビンやコップを次々に取り出す手品を演じ、ラストで「祝・桐蔭高校第23期還暦同窓会」の垂れ幕を出現させたのだった。

***

 前回のオープニングで詰め襟・セーラー服のツーショットで湧かせた私は、今回の同窓会でもオープニングを一任され当初、別のアイデアを提示していた。
 同窓生に東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業して首都圏で活躍中の青木進君がいる。またプロのシャンソン歌手として京阪神を中心に活動する菅じゅん子さんがいる。さらに母校の音楽家教諭として教員生活最後の一年を過ごす中村淑子さんがいる。青木君に還暦記念の歌を作曲して貰い、中村さんの演奏で、菅さんに歌ってもらおうじゃないか! え、作詞? それはワシがやる!
 今年の元旦、早朝に和歌山城天守閣に登り、精神を集中して私は詞を一気に書き上げ、「還暦の朝」というタイトルを付けた。青木君、菅さん、中村さんの快諾を得て「還暦ソングプロジェクト」はふくらんでいった。幹事会で検討を重ね、青木君と連絡を取り合い、歌詞に修正が加えられた。最終的にタイトルも「新しい朝」とし8月中旬、青木君からついに手書きの譜面が送られてきた!
 同窓会当日、「新しい朝」は単に「還暦記念の歌」にとどまらず「桐蔭23期同窓会の歌」として披露され、今回のメインに据えられた。そして、菅さんの歌と歌唱指導、中村さんのエレクトーン演奏により、参加者全員で歌われた。

        桐蔭高校23期同窓会歌「新しい朝」
        (作詞:宮本敏企、作曲:青木 進)

         幾たびも幾たびも 夢を見た
幾たびも幾たびも 夢破れた
それでも歩き続けて 今 新しい朝

         愛すべき愛すべき わが人生
         愛すべき愛すべき 仲間達よ
今こそ共に迎える この新しい朝

がむしゃらな若さはなく
壮年の気負いもなく
新しい命が
          いのちが 燃え立つ
          La…… 燃え立つ

〔下関(げかん)〕フグで有名な山口県の下関(しものせき)と同じ字だがツボの名前で読みは「げかん」。顔面に始まり足の人さし指に至る胃の経絡の第7穴。
取穴:頬の骨の中央で下の縁。口を閉じると凹み、口を開けると凹みが消える。
治効:歯や歯ぐきの血行を促し、口腔の健康を守る。また咀嚼筋を活性化する。老化の来る順番は、歯・目・脚と言われる。総入れ歯の人は認知症になる確率も高いとの統計がある。健康な歯・歯ぐき・咬筋で60歳からも健康でいよう!

《作者から一言》私どもの同窓会の恒例は参加者一人ひとりの1分間近況報告。百人百様の人生を垣間見ることが出来ます。
ところでインターネット上の動画サイト「ユーチューブ」で、わたしどもの同窓会歌をご覧頂けます。 [こちら] (宮本)



上は下関の図

 ●この文書は、当会会員である、宮本年起氏の創作です。

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